今日は、肩の痛みについてのケースです。

この方(40代女性)は雪の日に滑って転んでしまい左肩をうってしまったそうで、その後大分痛かったのですが2週間程すると少し良くなり、その状態で来院されました。今は肩が後ろにいきづらいそうです。

 

 

筋肉の腱の問題によって肩の痛みが出る!?

まず肩の可動域をチェックしていくと、左肩の方が外転(外から腕を上げていく)90度以降が痛みを伴い、動きが固い状態でした。可動域は120度くらいだったでしょうか。その後肩まわりの筋肉についてチェックしていくと、二頭筋という二の腕の筋肉の長頭(肩の上部を通る)に筋力低下がみられました。また肩甲骨の内側の筋肉は過緊張を起こしている状態でした。

二頭筋の腱を少しずらして検査をすると力が入っていたので、腱が軽い脱臼をしている状態だったのです。

 

治療では、まず、腱を正常な位置で押さえて、その位置で肩をまわすように動かしました。その後背中の筋肉の筋膜(筋を覆う膜)を引き延ばすようにアプローチして肩甲骨を動きやすくしました。

これらの治療で大分肩は動きやすくなりましたが、胸の筋肉の緊張や腕から手首にかけても筋バランスが悪かったので、それについてもしっかりと治療を行うようにします。

 

治療後は、ご本人も軽くなった様子でしたが、可動域はまだ完全ではなかったので、後3〜4回の治療が必要になるでしょう。

 

 

今日のpoint

今回の肩の痛みの原因は、「転んで肩を打ったことで、二の腕の筋肉が通る肩の前方の溝から腱が脱臼してしまったこと」でした〜。

肩が後ろにいきづらい原因として、インピンジメント症候群とこの二頭筋腱の問題は多くみられます。こういったことを詳しく検査できるのもカイロプラクティックの強みです。気になる方は一度受けてみてくださいね。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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